酒さってどんな病気?
実は半年以上前から、「ある肌荒れ」に悩んでいました。ちょっとした刺激や温度変化、お酒を飲んだ後など、両頬にかけて赤みやほてり、ヒリヒリ感などを感じ、湿疹のようにブツブルが広がってしまうのです。もともと敏感肌なのもあり、季節性のものかな?といろいろなスキンケアを試してみたり、赤みがひどい時はステロイド系の塗り薬を塗ったり。。。
でもいっとき良くなっても、またすぐに湿疹をぶり返してしまうで、皮膚科に行って相談しました。するとお医者さんから「これは酒さですね」と診断されました。
酒さ?さけ??
っは!!お酒の飲みすぎが原因か!?
それは関係ないよ!!酒さ(しゅ)は「赤ら顔」とも呼ばれ、30代~50代の女性が発症しやすい病気なんだって。まずは酒さについて詳しく調べてみよう!!
1. 酒さの概要
酒さ(しゅ)は、顔の皮膚に現れる慢性的な炎症性の皮膚疾患です。通常、顔の中央部、特に鼻、頬、額に赤み、腫れ、吹き出物が現れます。これは、血管の拡張や皮膚の敏感さが原因で発症することがあります。
2. 酒さの主な症状
酒さの主な症状には次のようなものがあります:
- 赤ら顔:特にほほ、鼻、額が赤くなる
- 顔の腫れ:赤みとともに顔が腫れる
- 皮膚の敏感さ:化粧品やスキンケア製品が刺激となりやすく、ピリピリとした感じがする
- 吹き出物:にきびのような赤い吹き出物が出現する
3. 酒さの原因
酒さの原因は明らかになっていません。日光や高気温・低気温などの外部環境、精神的なストレスや食べ物などによる内部環境、様々は要因が重なって発症すると考えられています。
- 遺伝的要因:遺伝的傾向があることが一因とされています。
- 血管の問題:血管の拡張が赤ら顔や腫れの原因の一つとされています。
- 炎症:皮膚の炎症が酒さの症状を引き起こす可能性があります。
酒さの種類
1. 症状に基づく酒さの分類
酒さは、症状に基づいて以下の主要なタイプに分類されます
- 紅斑毛細血管拡張型・・・顔が赤くなり、毛細血管の広がりがみられる
- 丘疹膿疱型・・・赤い盛り上がりや膿のたまったぶつぶつがみられる
- 鼻瘤・・・鼻の皮膚が厚くなり、こぶのようなものができる
- 眼型・・・眼の充血、異物感やかゆみ、乾燥、まぶしさを感じる
酒さを悪化させる可能性のあるもの
1. トリガー要因
酒さの症状を悪化させる可能性のあるトリガー要因があります。
- アルコール
- 日光
- 高気温・低気温
- 激しい運動
- 熱いお風呂
- 香辛料の効いた食べ物
- ステロイド
- ストレス
- 乳製品
- 健康状態が悪い時
酒さの対処法と治療法
1. 医師の診断とアドバイス
まず最初に、専門の医師に相談しましょう。
対処法としては「治療」「トリガー因子を避ける」「スキンケア」の3本柱です。
治療
酒さは症状が改善されるまでに時間がかかります。根気強く治療を続けることが大切です。
顔の赤み、ぶつぶつ、毛細血管の広がりを改善する目的でこちらの治療が主に行われています。
・内服薬(のみぐすり)・外用薬(ぬりぐすり)・レーザー治療/光線治療
酒さのスキンケアと予防
1. 洗顔
- お湯は使わず、30度前後のぬるま湯で優しく洗う
- 低刺激の洗顔料を使用して顔を洗う
- 洗顔後はタオルを押し当てるようにやさしく水分をふき取る
2. 敏感肌用の製品
- 皮膚が乾燥すると症状が悪化しやすくなるため、しっかりと保湿する
- 低刺激、無香料、無添加、敏感肌用など、皮膚への刺激感の少ないものを選ぶ(セラミドやヒアルロン酸の入った保湿剤は保湿力が高くおすすめ)
3. 日焼け対策
- UV対策を怠らないように日焼け止めを塗る
- 帽子、日傘を利用する
4. ストレス管理
- 心理的ストレスは酒さの悪化要因のひとつ
- 自分なりの発散法を見つけ、ストレスを溜めこまないように心がける
まとめ
酒さについての基本的な知識から、種類、原因、悪化させる要因、対処法、治療法、スキンケア、予防まで幅広く解説しました。
酒さの治療には継続的な努力が必要だけど、正しい情報と適切なケアによって、症状の軽減や美しい肌の取り戻しを目指していこう!!
お酒&香辛料&辛いもの好きとしは、トリガー因子を避けるのはなかなかつらいけど、今の肌状態のほうがつらいので、治療頑張りたいと思います。
これから始まる酒さ治療については、記録写真を載せながら、継続的に投稿していく予定です。
まずは現在の肌状態と処方された治療薬について次の投稿でお話しします。
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